グルノーブル
 1968年の冬季オリンピックが開催された町。当時はジャン・クロード・キリーの大活躍やフレミングの華麗な演技で、連日お祭り騒ぎになっていた。その時の様子はクロード・ルルーシュ監督映画「白い恋人たち」に描かれており、フランシス・レイの哀愁漂うメロディがこの町の美しさを際立たせている。今はすっかり落ち着きを取り戻し、フランスの中都市としての機能を果たしている。シャボン玉の形をしたケーブルカーにて丘の上に上れば、グルノーブルの町全体やアルプスの山々を眺めることができる。イゼール川を中心に、古い建物と近代的な建物が見事に融合した、落ち着きのある美しい町である。