
フーディア |
「フーディア」という植物の名前を聞いたことがあるだろうか?フーディアとは正式名をフーディアゴルドニーと呼ばれるサボテンのような多肉植物である。「サボテンのような」と言ったのは、フーディアが外見上サボテンに似ているため、サボテンの一種と混同されることが多いからである。実はフーディアはイモ科の植物のようである。
もう10年以上も前の話になるが、僕がジンバブエを旅行中に地元の人との雑談の中で、食べるとお腹が減らなくなる不思議な植物があると聞いた。その植物はカラハリ砂漠の中に自生しており、地元の狩猟民族(俗に言うブッシュマンのことであるが、ブッシュマンという言葉には差別的な表現を含んでいるため、ここでは狩猟民族とする)が狩りをするときの空腹感を抑えるために、この植物をかじりながら何日間にも及ぶ狩りを続けているとのことだった。
そこで僕はその地元の人にその植物を見たことがあるのか尋ねたところ、その人は「見たことはない。その植物はめったに見つからず、狩猟民族しかあるところがわからない」とのことだった。その時、僕は彼の話を話半分に聞いていたが、どうやらこの植物は貴重な幻のような植物のようである。
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そもそも当時ハードなアフリカの旅を続けており、毎日のように体重が減り続けていた僕にとっては、そんな植物の存在などどうでもよいことだった。仮に僕がその植物を食べてしまい、更なる体重激減を招き、栄養失調になってしまうほうが怖かったので、話はここで終わってしまった。
それから10数年が経過した現在、僕がジンバブエの地元の人から聞いた話と全く同じ内容を、日本のテレビ番組や雑誌がこぞって紹介しだしていることに正直なところたまげてしまった。それもダイエット関連のこととして紹介されているのには、驚いてしまった。僕はその植物の名前がフーディアと呼ばれることを、ここにきて初めて知った。同時に嘘や噂話が先行しがちなアフリカの世間話にあって、フーディアの存在が本当であることに気づいたのだった。僕は記憶の奥深くに置かれ、永遠に闇に葬られる運命だった嘘のような植物が、10数年の時を経て脚光を浴びた、驚くべき出来事を目の当たりにしたのだった。
先ほども書いたが、フーディアはサボテンに似た植物で、生で食べると苦味があるそうである。そしてほんの少し食べるだけで、フーディアが脳の中枢神経に作用し、満腹感を得たことを認識させるホルモンを脳に分泌させることによって脳を錯覚させ、その日一日は食欲が起きないそうである。
もともと南部アフリカのカラハリ砂漠が原産地のフーディアであるが、その後、アメリカやメキシコ、中国等に移植が試みられた。しかし残念ながら移植されたフーディアからは、肝心な食欲抑制を促す物質が育たなかったようである。どうやらフーディアはかなりデリケートな植物のようで、食欲抑制物質は決まった気候や土壌でないと育たないようである。
フーディアは既にアメリカなどではハリウッド女優やモデル、一部のプロボクサーなどを中心に一般的に愛好されている。驚くべきことは、こんな劇的な作用があるにもかかわらず、全くといってよいほど、未だ副作用が報告されていないことである。フーディアはまさに夢のような、神がかり的なダイエット食品になったのである。
当然日本にも上陸しており、インターネットを中心に取引されている。今後どんどん有名になって行くことも予想されている。興味がある方は以下にリンクを張っておいたので、一度試してみてはいかがだろうか?
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