どのように写真の場所を特定したのかはさておき、特定された場所の座標をフリーソフトの「カシミール3D」に読み込み、カシバード機能を使ってシミュレーションしてみました。結果は以下の通りです(「カシミール3D」については、リンク集のコーナーで少し説明しています)。
驚いたことに、風景がほぼ一致します。さらにローエルの文章にもある立山連峰も、カシミール3D上にも海を隔てた向こう側に見事にシミュレートされているのです。しかし金沢星の会のメンバーによると、まだいくつかの疑問が残っているとのことでした。
金沢星の会でローエルの足跡について関心が高まる中、2001年にはローエルが日本で果たした歴史的な役割や、海外で果たした役割についてさらに踏み込んで研究することを目的として、内外のさまざまな分野の人々の協力の下で「日本ローエル協会」が設立されました。ここにきて、再びローエルが注目されるようになってきたようです。
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