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パカヤ火山

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パカヤ火山登山(グアテマラ)

パカヤ火山はグアテマラシティ南方40キロにある中米を代表する活火山で、現在も小噴火を断続的に繰り返し、真っ赤な溶岩を吹き上げている。時折大噴火を起こし、首都グアテマラシティにも火山灰が降って、空港が閉鎖されることもある。

パカヤ火山はグアテマラにある火山の中でも、比較的容易に登れる火山で、アンティグアにある旅行会社が一泊二日の登山ツアーを出している。単独でも行けないことはないと思うが、時々山賊が出るそうなので(ドイツ人観光客が殺害された例があり)、単独で登山するのはやめたほうがよい。ここではアンティグア発のツアーを紹介する。

 

・一日目 サンフランシスコ村→パカヤ火山山頂 1時間30分


まずアンティグアからグアテマラシティへバスで行き(所要45分)、グアテマラシティからサンビセンテ・パカヤ村行きバスに乗る。バスに乗って1時間後、サンビセンテ・パカヤ村への分岐点付近でバスを降り、後はパカヤ火山登山口であるサンフランシスコ村まで未舗装の道をトラックをヒッチハイクするか、徒歩で行くことになる。

僕は運良くトラックをヒッチハイクできたので、トラックの荷台に乗せてもらってサンフランシスコ村まで行った。道は完全な山道で、所々にコーヒー園が広がっていた。それにしても凄い砂埃である。サンフランシスコ村に到着した頃には、体中すっかり砂まみれになっていた。サンフランシスコ村ではコーラやジュース、パン、スナック類を売る店があり、地酒ロンも売っていた。

サンフランシスコ村からパカヤ火山山頂までは、徒歩1時間30分から2時間といったところ。山頂で一夜を明かすので、夜サンフランシスコ村を出発することになる。最初は森林帯を進み、道もしっかりしているので楽だが、森林帯を抜けて外輪山に出ると様相が一変する。

以後、崩れやすい溶岩のガレ場や滑りやすい火山灰地を、ひたすら登らなくてはならない。しかも坂は予想以上に急である。この急坂をもろい足場に足を取られながら、息を切らせて登り切ればパカヤ火山山頂(2555m)である。

パカヤ火山は数分おきに小噴火を繰り返しており、噴火口から爆音と共に噴き上げられる真っ赤な溶岩を眺めることができる。山頂付近の山肌からは水蒸気が噴出しており、そこに横になれば天然のサウナのように大変温かい。このサウナの中を、シュラフに包まって噴火を見ながら一夜を明かすことになる。標高が高いために夜はかなり冷えるので、ロンでも飲んで噴火見物をすればよい。


パカヤ火山の噴火口
湧き立つ煙以外、何も見えなかった。

パカヤ火山山頂付近は、天然のサウナ状態。
ここで一夜を明かした。

翌朝のパカヤ火山の噴火の様子
数分おきに物凄い音と共に噴煙が上がる。



翌朝のパカヤ火山の噴火の様子
完全なストロンボリ式噴火を繰り返していた。


・二日目 パカヤ火山山頂→噴火口→サンフランシスコ村
早朝、噴火がおさまったのを見計らって、噴火口へ向かうことになる。火口へは山頂を一旦下って、再び登ることとなる。相変わらずガレ地のため、足場が崩れて歩きにくい。火口には柵といった気の利いたものは無く、足の下は火口の底である。火口の中は湧き上がる噴煙以外、何も見えない。時折、火口内で鳴動は起こるが、残念ながら真っ赤な溶岩は見えない。真っ赤な溶岩は、夜でないと見えないようだ。

しばらく火口を見学した後、サンフランシスコ村へ戻る。後は一日目と同じコースをたどって、アンティグアへ戻ることになる。

 

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