旅行大通り シッキム

Since 2007

シッキム

シッキム

 
旅行大通りと星の楽園 トップページ >旅行大通りのページ>シッキムヒマラヤトレッキング


シッキムヒマラヤトレッキング(インド・シッキム)

シッキムでは世界第三の高峰カンチェンジュンガを始め、シッキムヒマラヤの山々を間近に眺めることができる、ダイナミックなトレッキングがシッキム観光のハイライトになっている。ただシッキムトレッキングを単独ですることは許可されていないため、まずシッキムの首都ガントックにある旅行会社に申し込みをすることから始まる。

トレッキングのベストシーズンは10〜12月で、ゾングリまでの7日間のコースの他、ゴチェラまで行く9日間のコースもある。料金は大体各社とも1日に付きUS$30で、ゾングリまでのコースがUS$210、コチェラまでのコースがUS$270といったところである。但し、最少催行人員が4名と決まっているため、できるだけ参加希望者が集まっている日とコースに申し込んだほうがよい。


ゾングリ付近からシッキムヒマラヤの山々を眺める。
左がカンチェンジュンガ、右がパンディム
料金にはトレッキング中の食事代、ポーター代、ガイド代、山小屋代、ガントックからトレッキング開始地点のユクサムまでの往復送迎代が含まれている。またシッキムトレッキングにはパーミットが必要であるが、写真を1枚持ってゆけば旅行会社が代行取得してくれる。

シッキムトレッキングには参加者にガイド一人、ポーター数人、コック一人、荷物を運ぶためのヤク数頭、ヤク使いが加わって行くこととなる。ポーターやヤクが同行するため、参加者は重い荷物を担ぐ必要はなく、デイパックに水筒や防寒具、カメラ等を入れて担ぐだけでよい。ちなみにシュラフやミネラルウォーター、非常食用のビスケット等は旅行会社が用意してくれる。

ここではゾングリまでのトレッキングを紹介する。本来は7日間のトレッキングコースなのだが、あまりにも寒かったため6日間で行くことになった。


レベルはトレッキングの初心者向けで、日本の北アルプスの3泊4日程度の夏山縦走を経験したことがある人だったら、問題ないと思う。但し、最終目的地のゾングリの標高は4000メートルを超えるため、高山病に気をつけて行動しなければならない。


シッキムトレッキングの出発地点・ユクサム

トレッキング開始直後は、谷をつめて進む。
ヤクが荷物を運んでいる。

・一日目 ガントック→ユクサム(泊)  シープで6時間
ガントックからユクサムまではジープでシッキムの山道を行くことになる。タシディンの町を抜けた頃には完全な未舗装の道になり、悪路の中約6時間でユクサムに到着する。ユクサムでの宿はドミトリー式のホテルデマゾンで、水シャワーのみで、停電が多かった。

・二日目 ユクサム→バクヒム→チョカ(泊)  16Km 6〜7時間
ユクサムを抜けると、しばらくは緩やかな登りが続く。やがて川の左岸を登り下りしながら距離をかせぐ。ユクサムを出て1時間後、緩やかだった登りは急斜面になる。二つ目の吊り橋を越えて1時間半ほど行くと、小さな家に出る。

さらに道はアップダウンを繰り返し、三つ目の吊り橋を渡ると、本格的な上り坂になる。これを登り切ると、バクヒムに到着する。バクヒムには無人の山小屋が一軒あるだけ。ここからチョカまでは約2キロ、所要50分の行程。

チョカの山小屋は比較的きれいで、毛布が用意されている。但し、ストーブ類が無いために、ひじょうに寒い。チョカからはパンディム、ジャヌス群峰などのシッキムヒマラヤの山々が手に取るように眺められる。


チョカから見たジャヌス群峰 


チョカの山小屋にて



ゾングリの山小屋
少し登った場所にある黒い山小屋がよい。

ゾングリピークから眺めたシッキムヒマラヤの最高峰
カンチェンジュンガ 世界でも三番目に高い山である。
・三日目 チョカ→ペダン→ゾングリ(泊)  9Km 4〜5時間
ペダンへの道はいきなり急な登りから始まる。急坂に息を切らせるが、シッキムヒマラヤのすばらしい展望が前方左側に開けるので、励みになる。そしてチョカを出発して2時間40分後にペダン到着。この区間の殆どは、急な登り坂といってもよく、コース上最大の正念場である。

ペダンも無人の山小屋が一軒あるだけの場所である。ペダンからゾングリも急坂が続き、約1時間後、丘の上に出る。さらにこの丘を下りて、もう一つの丘に登れば、シッキムヒマラヤの展望が一気に開ける。巨大な山々が目前に迫っており、一番の写真撮影ポイントである。

ゾングリはこの丘を下ったところにあり、ゾングリには山小屋が3つあり、そのうちの一つがトレッカーに解放されている。山小屋内は決してきれいとはいえず、荒れ果てていた。毛布は用意されていたが、やはりストーブ類は無かったので、夜は恐ろしいほど寒かった。

・四日目 ゾングリ→ゾングリピーク→ゾングリ→ペダン→チョカ(泊) 13Km 4〜5時間
まず早朝4時に起きてゾングリピークへ登り、朝日を浴びたカンチェンジュンガを見ることになる。ゾングリピークへはゾングリから2キロの距離で所要45分。一つ目のピークを越えて次にあるピークがゾングリピークである。

ゾングリピークからはシッキムヒマラヤの最高峰カンチェンジュンガをはじめ、山々が360度のパノラマで迫ってくる。眺めを楽しんだ後は来た道を引き返し、チョカまで3時間半の行程である。

・五日目 チョカ→バクヒム→ユクサム(泊) 16Km 4時間30分〜5時間
ユクサムまで16キロの道のりを戻ることになる。所要5時間程度である。

・六日目 ユクサム→ペリン→ペマヤンツェ→ゲイジン→ガントック  ジープ
再び来た道をジープで戻ることになるが、帰りは旅行会社の好意で、シッキムヒマラヤの眺めが美しいペリンの町と、チベット仏教の寺院があるペマヤンツェに立ち寄ってくれた。とにかく西シッキムの町は、どこも山々の眺めが良く、ついつい長居したくなりそうな町が多い。

 

旅行に関するリンク集

天文に関するリンク集

アウトドアに関するリンク集

私のお気に入りのリンク集

私のお気に入りのリンク集2

相互リンクについて・・・相互リンクを募集しています。

管理人のプロフィール

その他のシッキムヒマラヤの写真はこちらにもあります。

◆ご意見、ご感想等、お待ちしています。◆

サイト内リンク 旅行大通り

旅行大通り トップ ◆カルタヘナでのホームステイで考えたこと ◆アルゼンチン人の国民性 ◆差別の国 ベネズエラ
ラパスで本場のフォルクローレを聴く ◆ルチャリブレを見に行こう! ◆ペナンで沈没 ◆ネパールのバス 
ナイロビの水不足 ◆長時間の移動 ◆リオのカーニバル ◆世界最大の滝 ◆海外温泉紹介 ◆世界の火山紹介 
命がけのオーロラツアー ◆楽しいイランの旅 ◆バヌアツでカスタムダンスを見る ◆サービスのよい航空会社 
カンチェンジュンガの朝焼け ◆ウガンダ マーチソンフォールズ国立公園への旅 ◆人間の乗る物ではない 
とんでもない紙幣の話 ◆手ごわい国 ザイール ◆アフリカのユニークな独裁者たち ◆浦島太郎の気分は過去のもの
ビザの話 ◆フーディア 神がくれた植物
     

海外での登山・トレッキング情報 はじめに ◆ネパールヒマラヤ アンナプルナ内院トレッキング 
シッキムヒマラヤトレッキング(インド・シッキム)  ◆ウルタルベースキャンプトレッキング(パキスタン) 
ケニア山登山 ◆パカヤ火山登山(グアテマラ) ◆スメル火山・ブロモ火山登山(インドネシア)

危険な旅路 はじめに ◆危険な旅路 コロンビア ◆危険な旅路 ペルー リマ ◆危険な旅路 エルサルバドル 
危険な旅路 ニカラグア ◆危険な旅路 ナイジェリア ◆危険な旅路 ルワンダ ◆危険な旅路 ブルンジ 
危険な旅路 南アフリカ ヨハネスブルグ 

写真集 トップ ◆写真集 中南米 ◆写真集 アフリカ ◆写真集 アジア ◆写真集 北米・ヨーロッパ・オセアニア

サイト内リンク 星の楽園
星の楽園 トップ ★初めての方のための天体観測の解説 

機材について はじめに ★Meade LX200 ★冷却CCDカメラ BJ-41C、CCDカメラ Meade DSI 
Cannon Eos KissDigital IR改造カメラ 

天体観測を楽しくする天体ソフトの紹介 ★「金沢星の会」について ★「カシミール3D」で再現する、天文学者ローエルの足跡

カナダ・ホワイトホース インオンザレイク オーロラ観察記 ★オーロラ観測のノウハウ ★オーロラ観測地比較表

オーロラ写真集 ★星の写真集
Copyright (C) 旅行大通りと星の楽園 All Rights Reserved