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危険な旅路 南アフリカ ヨハネスブルグ


恐らく戦時下の国を除いて、現在最も危険な町が南アフリカのヨハネスブルグだと思う。一昔前のコロンビアのボゴタやジャマイカのキングストンに比べればましかもしれないが、ヨハネスブルグの危険さはナイジェリアのラゴスと並び、アフリカの他の大都市を抑えて突出していると思う。「人を見れば泥棒と思え」と言う言葉があるが、ヨハネスブルグほどこの言葉がピッタリと合う町は、世界中どこを探してもないと思う。

南アフリカの治安が劇的に悪化したのは、皮肉にも人種隔離政策アパルトヘイトが撤廃されてからである。確かにアパルトヘイト時代のような黒人に対する奴隷的な扱いはなくなり、黒人の多くは自由を手にしたが、それはイコール白人と同様のきびしい競争社会に放り出されることを意味していた。

アパルトヘイト時代なら奴隷的な扱いを受けたが、まがいなりにもメイド等の働き口はあったのである。それが今では競争に敗れて職に就けなかった黒人が失業者として国中に溢れ、彼等は生きてゆくために命がけで犯罪に走ってしまうのである。

南アフリカは全国的に治安はよくないが、特に危険なのがヨハネスブルグである。その危険さは、ヨハネスブルグに飛行機で入った場合、かって日本大使館の職員の方がわざわざ空港までやって来て、日本人旅行者にヨハネスブルグへは行かずにプレトリアへ行くように忠告していたほどである。

まずバスでヨハネスブルグに到着した場合、旅行者は宿泊したい宿に電話をかけて、バスターミナルまで迎えに来てもらうことから始まる。荷物を持ったままヨハネスブルグの町中を歩くのは危険だからである。たとえそれがドミトリー主体の安宿であっても無料で迎えに来てくれる。何故か帰りは有料の場合が多いのは、アフリカ的なのかもしれない。しかしそれを利用しないと危険なので、みんな利用する。また帰りは乗る予定のバスに送迎車を横付けしてくれるので、ほとんどドア・トゥ・ドアで安全にバスに乗り込むことができる。

ヨハネスブルグの強盗は暴力的なものが多く、大半が銃やナイフといった武器を持っている。それも多人数で相手を取り囲んで物を奪うケースが目立っており、狙われた人はひとたまりもない。ヨハネスブルグでは安全な時間や場所の特定はできず、市内ならいつでもどこでも危ないと思ったほうがよい。

特にヒルブロー地区周辺は、行くと必ずといってよいほど強盗に遭う。かってのヒルブローはお洒落なバーやお店が建ち並ぶ地区で観光客にも人気があったそうだが、今は麻薬密売人と強盗団の巣窟になっている。

試しに僕は男のようにたくましい女性1人を含む日本人4人でヒルブローに行ったが、到着してほどなくそのうちの一人がいきなり腕を引っ張られ、5〜6人の強盗団に取り囲まれた。その時は女性が騒ぎ立てたので、驚いた強盗団は何も取らずに逃げたが。後で襲われた男性にそのときの様子を聞いたが、全員ナイフを持っていたそうである。

案の定、強盗団も最も襲いやすそうな人を選んで襲うようである。襲われた男性は、僕たち4人の中で最もやせていてひ弱そうに見え、そのため僕はヒルブローに行く前に彼に十分注意するよう忠告しておいたのだった。それにしてもヒルブローは危険な雰囲気が満ちていた。各交差点付近には怪しい黒人の集団がたむろしており、交差点を通るたびにこちらを睨んでくる。とても一人で行くところではない。

2010年にサッカーのワールドカップが南アフリカで開催されることになっているが、本当にこの国でやるのだろうか。ワールドカップを誘致した方は、この国の治安状況を本当に知っているのだろうか。

各国の代表選手やサポーターが殺されないか、今から心配である。もっともサッカーワールドカップの開催地はけっこう臨機応変に変更され、1986年にはコロンビアで開催される予定がコロンビアの経済状況と治安問題の悪化によって、メキシコに変更されたケースもある。もしかしたら今回も、そのようになるかもしれない気がする。。


 

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